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インタビュー 内容は英語に翻訳し英語ページにも載せております。

株式会社AMAZING DESIGN

代表取締役 塚本ユージさん

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足立区という場所で普段からよく目にするロゴ、マップ、ポスター、ガイドブックから小学校の音楽の教科書までデザインを手掛ける人がいる、と聞いてやってきました。塚本さんのデザインにより沢山の子ども達、ワクワクを忘れかけた大人達まで笑顔になる、そんな絵を目にすることができました。

 

・塚本さんから最初に名刺をいただいたとき、「昔はミュージシャンだった」と記載があり、そこからどのようにデザインにシフトしていったのか、とても気になりました。その点についてお話し願いますでしょうか?

音楽をやっていたのですがなかなか思ったようにいかず、26歳で結婚を機にミュージシャンを辞めて、初めて就活することになりました。未経験でも歓迎してくれるジャンルで絞ったところ、IT会社のWebサイト作成に係る仕事に応募してみました。でもパソコンもできませんでしたし、作品と言っても大学時代デザイン専攻でしたので描きためておいた作品しかありませんでした。「パソコンもできないし、ちょっとこれじゃあ難しいね」とあっさり面接官に言われてしまいました。偶然、その時部長がふと部屋に覗きに来てくださり、「絵が描けるならパソコンできなくてもいいよ」と言われ、その場で採用が決まりました。もしこのタイミングがずれていたら、デザインへの道は閉ざされたままだったので、本当に部長との巡り合いがあったことに今でも感謝しています。

 

・ミュージシャンからいきなりPCを使うWeb関連の仕事にシフトし、最初は大変でしたでしょうね。当時は、どんなことを思いながら進んでいましたか?

家に帰っては夜の空き時間にできるバイトを探していました。デザインに夢中というより、新婚でしたので余った時間でお金を貯め経済基盤を安定させることばかり考えていました。さらにはバンド時代のことを引きずっていて、精神的にはへこんでいましたね。思い描いていた自分になれなかったことに対し、その事実を受け入れられない自分が居ました。

毎月自由に使えるお金はわずかでしたが、バイトでお金を稼ぐ計画は辞め、当時は職業的に直接関係なかった経営、マーケティング、経営者層向けの雑誌など様々な本を購入して読みました。起業するまでの3年間、継続して読み続け、読んだことを実践すると結構面白い方向に進むことや、上手く行くことがあり、そこで本の面白さや成長する自分がいることに気付きました。

 

その後、子供が産まれ3年間3社の会社勤めをしましたが、これ以上給料が上がることが期待できず、また子供といる時間を長く取りたかったので起業しました。

起業することに対して怖さはありませんでしたが、周囲からは止められましたね。でも僕はやってみてから考えようかな、という意識でした。最初の頃は自ら営業をするという考えがなく、とにかく「問い合わせこい!」と心の中で毎日祈っていました。不思議なことにそれでも問い合わせが来るもので、それに応じてアポをとり会いに行くということをしていました。

ただ、ホームページはどうしたら問い合わせくるかと試行錯誤し、毎日いろんな箇所を更新していました。過去3社渡り歩きましたが、全てデザイン会社ではなかったので、知識がない分自分で考え学びながら工夫する、ということを繰り返していました。

あこがれている会社はウォルトディズニーです。「人に夢を与え、感動させる」ということが現実になっていますよね。以前は音楽でそれを実現したいと思っていましたが、今はデザインでそれを人々に届けたいと思っています。今回、アンジュールというキャラクターを立ち上げたことにより、自分が思い描いていた「人を笑顔にしたい」を実現できると思っています。

 

最初の会社でお世話になった部長さんに当時、自分の描いた絵を持っていくと、普段はポーカーフェイス気味の方なのに、満面の笑みで喜んでくれました。実はちょうど半年くらい前に彼から連絡があったのですが、まだ自分としては退職した身分だったので気まずいと思っていましたが、彼は社長になっていて、「座右の銘に入れる絵を描いてほしい」と頼まれ、描いて持っていくと当時と同じ顔をして喜んでくれました。そこで「恩返しができたかな」とようやく思えました。

 

・塚本さんの描く絵が、人を思わず笑顔にさせるほど優しく、想いあふれる絵なんでしょうね。ホームページを拝見したところ、子供向けのアートイベントを多く開催されていらしているご様子ですね。ユージさんのアートを通して、子供たちはどのような心を育てていくことができるのでしょうか?

遊びを通して子供たちの想像力とデザイン力をはぐくむ場を提供する」ということを目的に、イベントを運営しています。

1つ目は、想像力(imaginationを育てることで、他人の心を想像し、自分の未来を想像する力を付けること。

2つ目はデザイン力(creativeを育てることで、泣いている子がいたら、自分も共感して悲しみ、さらにその後自分がどうしたらいいかという行動をデザインする力を付ける。例えばその子にハンカチを渡してあげるなど。また将来なりたい自分になるためには、どう行動していくか考える力を付けること。

デザインやアートには正解がないので、想像して楽しむという場数を踏み自分の大切な物、価値観を見つけていくことで、しなやかに生きる力がつくのでは、と思っています。

 

また大人になってもこの想像力とデザイン力を忘れないように育んでいく、という狙いもあります。現在はまだアートを楽しむということを主体にしていますが、そこにどういったエッセンスを吹き込んでいくか、ということが今後の課題です。

アンジュールにも実は「毎日もっと自分らしく、ハッピーに。」というテーマがあるので、世の中がハッピーになれば自分の子供もハッピーになる、と思っています。いくら自分の家庭だけでしっかり教育していても、外的要因で子供は簡単に影響を受けてしまいます。

 

人間、誰しも価値観が違いますよね。いじめも他と少し何かが違うから、という理由で発生します。でも「人はみんな違う」という基礎を、アートを通して伝えられたらいいですね。例えば作った作品を友達同士で褒め、承認し、違うことを認め合うというプロセスが大切だと思います。異なる価値観の人と自分は共存している。世界はその集まりでできているんだ。ということを体験してもらいたいです。

 

自分の子供の教育現場を見ていて思うのは、「現代の子は窮屈な教育を受けている」感覚です。個性がありもっと自由であっていいのですが、それがいつの間にか「ここはこの色で」というような指導を受け、先生の指示に従うのが当たり前の教育を通し、同じような子が完成してしまいます。学校が民間の面白いことをやっている企業を呼び込み、選択肢を広げていくことで子供にいろんな興味を持たせる必要性があると思います。

学校も行くか、行かないかというだけの選択肢だけではないと思います。子供に学校という場所以外の選択肢を増やしてあげたいです。

 

・塚本さんのアートにより、世界にどんな影響を与えたいですか?

基本的に笑顔の連鎖を広げていきたい、というところは同じです。毎日、少しでもいいので幸せだな、じぶんらしく生きていいんだ!ということを感じてもらいたいですね。そのため、アンジュールの「絵コトバシリーズ〜きっと大丈夫〜」があったり、自分の居場所を作り出してくれるグッズや絵本などで、毎日を歩くのがしんどいなと思っているような人を応援したいです。

 

真面目に生きている人が生き辛い時代の中、特にいじめている人、いじめられる人、それを黙って見ている人、家庭環境が良くない子、それを取り囲む大人を対象に何か影響を与えられたらいいですね。

アンジュールは実はこうした想いがあって生まれました。今後は絵本を作成し、さらに歌も作りライブを通してメッセージを発信していきたいな、と思っています。

こういった対象の方が、何か勇気を持って行動を起こすきっかけになれば、と思います。

アンジュールの正式名「unjour d’enfance」は「子どもの頃のあの日」という意味です。子供の頃に誰もが持っている「素直な心やさしい気持ち」を子どもはもちろん、元子どもたちにも思い出してほしい、という気持ちで作りました。

誰もがもっているけど、ただ忘れちゃっているだけなので。
 

・塚本さんにとってデザインとは何でしょうか?

実は正直、僕の中で好きな絵だけを描いているとか、かっこいいデザインするとかは必須ではないんです。

毎日に疲れてしまっている人、まじめ過ぎて生きづらい人、内向的でじぶんらしさを出せないでいる人たちがのびのびと過ごしやすい毎日を送れるようなきっかけや動きを、デザインを通してできればいいな、というのが本音です。

絵、言葉、音楽も手段であり、それらのメディアを通してみんなが素直で思いやれる気持ちを思い出して、一人ひとりの毎日をじぶんらしく、ハッピーになってもらえたら、それが最高のハッピーエンドですね。

 

・これからはどんな新しいことにチャレンジしていきたいですか?

アンジュールなど、自分が本当にやりたかったことを実現させていきたいです。

実は現在「約束の木」というプロジェクトを考案中なのですが、クリスマスツリーのようなワクワクした気分を持ち、自分と約束したことが目に見える形で飾れる木を考えています。その木を学校や病院、家庭などいろんな場所に導入したいです。こうなりたい、という強い思いは現実化すると思いますので、それを木で表現しその願掛けを集めさらに他人に優しくする、という心が生まれる効果があると思います。悲しんでいた人が元気になり、またその周囲の人が元気になるという小さな連鎖を作っていけたらいいですね。

 

http://amazing-design.co.jp/

http://unjour-denfance.com/

 


 

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