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インタビュー 内容は英語に翻訳し英語ページにも載せております。

有限会社feel

河合広大さん

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河合さんに初めてお会いした時、kikkakeガレージで金物を駆使しとある会社のロゴを真剣な表情で作っている最中でしたね。その集中している様子と、出来上がるパワフルな作品にとても魅力を感じました。河合さんが金物を扱う仕事に至るまでのストーリーを教えて下さい。

 

Feelという会社を父親が立ち上げ、11期目を迎えました。僕は5年前に入社しました。Feelでは飲食、アポレル店舗特注金属加工品や、丁番や鍵などの既製品を取り扱っています。金物問屋という職種です。初めはブローカーという立ち位置で自社製作、取付けは行っておりませんでしたが、僕が入社した時から製作や現場に出向き取り付けもやるようになりました。

実績としては、スタバ、マック、魚民、サイゼリア、モンテローザ、上島珈琲など、直近ではシェイクシャックの外苑、恵比寿、国際フォーラムの3店舗もお手伝いさせていただきました。

 

2014年からは、airbnbの運営代行会社「zens」(http://www.zens.tokyo/) の立ち上げに参画、現代表の町田君、一級建築士の横山さんと共に「日本を元気にする」という思いの元、最適な空間作りに尽力

その中で得た、経験と知識、また周囲に認知されるという時間が新たなお仕事につながり、建築士やデザイナーの方から直接ご依頼を頂くことも多くなりました。

こちらのお仕事は直接製作〜取付けを行うことが多く、実際に使用するお客様と顔を合わせてお話することも多くあります。

https://www.behance.net/gallery/16344003/Tokyo-Art-Room-Identity

 

父親の会社を継承する、と聞くと用意されたレールに乗ってしまえばいいように思いますが、なぜあえて斬新な作品を作ることに踏み切ったのでしょうか?

 

前職は不動産業の営業職で、その後3間ほど金属加工工場で働きました。不動産ではその当時勢いのあったアプリ開発企業や、ITベンチャー企業と取引がありました。取引先や私が所属していた47株式会社も一人一人に会社を思う精神があり、アイディアやモチベーションの高さがあり、とてもスピード感のある毎日をおくりました

そこから職人という180度別の世界に入ったので、あらゆる箇所においてギャップを感じました。

営業職では、どんなに時間をかけても成約しない場合があり、逆に少し時間をかけただけで成約できる場合もあります。でも職人は手を動かした分、確実に成果につながります

また生活スタイルも異なり、職人は非常に規則正しい生活をしています。

ただ作っている物に対して愛着が持てなくなり、完成した時に「喜び」という感情が存在しない、ということに気付きました。地道にルーティンワークをし、きれいな作品を作り引き渡し、クレームが来なかったらとりあえず安堵、それだけなんです。ですから職人の「向上したい」という気持ちがなくなる。自分がいいな、と思う以上にクライアントが喜んでくれたらそれは嬉しいですが、そういったフィードバックが直接職人に渡ることがないのが根源にあります。

 

こういったことからクライアントと直接関わりを持ち、嬉しいという声を聴くために建築業界とは異なる分野での「ものづくり」を始めました。

金属加工工場に所属している時は、就業時間が終了した後、工場の端材を使い友人や知人に家具を作ったり、代々木公園で開催されていたフリーマーケットへ製作した什器、小物を出品していました。

自らが製作した品物を直接手渡す、今思えば、この小さな行動が初めの一歩だったと思います

 

 

先ほど「愛着が持てなくなる」とおっしゃってましたが、技の面では作品に向かう時、どんなことに配慮しながら作っていますか?

 

クライアントから送られたデザインを実現可能にするために指摘・提案しながら一緒に考えていきます。作り手からデザイナーに提案し、イメージを具現化できるように関わります。頭と気持ちが大切だと思っています。できない、と思ったらできません。イメージできるレベルのことであれば、大体実現できます。現場で分らないことも、もちろんあります。でも作業する日までに頭を動かし、可能にしていく頭と気持ちが大事なんです。さらに成長していくためには考える時間を短くし、現場で瞬時に判断できるレベルにしたいですね。

 

意識していることは、デザイナー目線に近い形で作る、ということです。完成に至る途中経過で、確認作業をしたくなる時があるでしょう。でもそれをしていては、なかなかスムーズに進みません。だからある程度、スタート地点でデザイナーと同じ価値観で物事を理解する目が不可欠です

そのためには最初の打ち合わせで確認作業を念入りにし、質問を繰り返し、相手の返事から好みや傾向を読み取ります。それを反映させて、あらゆる箇所にその好みや傾向を適応させるということをしています。

相手本位になりすぎず、でも自分を主張しすぎてもいけない、このバランス感覚を持続するように心がけています。

 

 

今後はどんな新しいことに取り組んでみたいですか?

 

人の育成に力を注入していきたいです。特に職人さんたちはマインド面での育成が必要になりますマインド面で一度人間として完成してしまったところは、変えられない部分が大きいです。職人さんは機械的に毎日同じルーティンで生きていて、誰が喜ぶ顔を見るわけでもない世界です。結果的に心が乏しくなります。そうなる前の過程を作らなくてはならない。大事なのは高度な技術力ではなく、マインド面での向上心です。どう自分を発信し、相手にどう伝わってるかを理解し、人に魅力を伝えていくことを継続していけるか。

 

自分が面白いことやっているんだ、ということを実感できる道しるべを作りたいです。この会社に入ったら、ここまでしか仕事の幅がない、という限定された世界観ではなく、自分で面白いこと、新しいことはどれだけでもやっていける、と感じてほしいです。

 

そのために僕がこういう価値観で生きている、ということを認知してもらい、それに共感してくれた人とは長い間仕事ができる関係性になる、と考えています。全然違う業種の仲間と事業を起こして何かトライしてみることで、行動幅が広がり発見できることもあります。

 

これでもいろいろ迷いながら生きてます。自分の長所や独自の判断でやってきたやり方が、父親の会社に適応できるかどうか。でも新しいことを始めるのを恐れず何でもやっていけたらと思っています。

 

ただあまりチャラいことはやりたくないと思っています。「かっこよすぎない」ところが大切で、他者から見て僕らが幸せ過ぎたらダメなんです。そういった意味では職人という言葉が社長より有利に働き、現実的でまともな人生を送っているという印象を持たれます。ただ現実的すぎると価値がないですよね。職人ならではの立ち位置を大切にしながら、そこに付加価値を付ける。「職人として見てたのに、こんなこと言うんだ」という驚きがあることが嬉しいです。

 

ただ、職人はデザイナーではないので、どんなにきれいなものを作ったとしても、クライアントに気に入られるまでは仕事が終わりません。だから皆、厳しい顔して取り組んでますよ。

このような地味な仕事なのに、職人たちに楽しいと思わせるようにもっていかなくてはいかないので、難しいです。言葉や表情ではごまかせないし、言い訳できない世界ですからね。

 

最後に読者へ向けてメッセージをどうぞ

今の仕事がつまらないと感じているなら、一度職人になってみませんか?

 


 

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